こんにちは!蔵人ライターのモリカワです!
11月の「いちき串木野新酒まつり」では、海童以外にもいろんな焼酎を味わうことができて、改めて焼酎の奥深さを実感することができました。
蔵元BARで焼酎を飲みながらスタッフさんにいろんなこだわりを聞きましたが、中でも、「原料芋の農家さんと焼酎メーカーが一体となることで、これだけおいしい焼酎ができている」というお話がとても印象的でした。
そこで今回は、原料芋と焼酎の関係について学んでみたいと思います。
芋焼酎の原料芋にはさまざまな種類があり、それがお酒の風味に影響を与えていますが、海童にはどんな違いがあるのでしょうか。
海童シリーズに使用されている原料芋に注目しながら、「芋で異なる味わい」を見ていきましょう。
鹿児島県産サツマイモの魅力とは
まず海童の原料芋にはどのようなサツマイモが使われているのか気になりますよね。
その基準は「鹿児島県産サツマイモのみを使用する」というこだわりがあるそうです。
鹿児島県産サツマイモの特徴とはどんなものなのか、以前の記事でインタビューさせていただいた生産農家の(有)有村青果さんにお話していただいています。
「鹿児島県産のサツマイモは、鹿児島県頴娃町にある開聞岳(芋農家の近くにある火山)の噴火による火山灰と近海からの豊富なミネラルによって育ちます。芋にとって良い土壌と長年受け継がれてきた伝統の生産方法で作ることで、美味しいサツマイモができるんです」
水捌けが良いシラス台地が広がる鹿児島県では、乾燥に強いサツマイモの栽培が盛んに行われているため、古くから芋焼酎の文化が根付いています。芋農家さんと焼酎メーカーは切っても切り離せない関係ということですね。
系統による風味の特徴を知る
サツマイモにはさまざまな品種があり、見た目の色によって「白系」「紅系」「紫系」「橙系」の4つの系統に分類されます。中でも「白系」のサツマイモは、焼酎造りに特化した品種で料理用と比べてデンプンの含有量が多いのが特徴です。紅系、紫系、橙系にもそれぞれ特徴があり、芋焼酎の風味(個性)となっています。
では実際に使用されている芋の系統で海童を分けていると、それぞれにどんな風味の違いがあるのでしょうか?
【白系】
・海童 レギュラー・・・華やかな香り
・海童 蒼 ブルー・・・華やかな香り
・海童 栗黄金・・・爽やかでほのかな芋の香り
【紅系】
・海童 祝の赤・・・甘い味わい
・海童 焼き芋・・・上品で甘美な甘み、なめらかな口当たり
【紫系】
・海童 春雲紫・・・紫芋由来の華やかで上品な香りと甘み
海童も種類によって芋の系統を使い分け、それぞれに異なる風味を引き出しているのがわかりますよね。原料芋の特徴を知ることで、芋焼酎の奥深い世界に一歩踏み込んだような気分になりませんか?
まだ海童シリーズで飲んだことがない種類がある人は、原料芋を参考にして試してみてはいかがでしょうか。
では、また次の記事でお会いしましょう!
それぞれの海童を試してみたい方は
こちらからご購入いただけます!※季節限定商品など除く
=====================================================
「海童ファン蔵部」へのご登録がお済みでない方はこちらからご登録ください!
=====================================================