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蔵人ニュース
夏の季語「焼酎」。その健康パワーに迫る!
2023.08.10

こんにちは!蔵人ライターのモリカワです!

暑くなってきてお酒がおいしい季節ですね。

 

特に夏場の焼酎は美味しいと思っていたら、俳句の世界では「焼酎」は夏の季語として扱われているんですよ。また江戸時代の百科事典『和漢三才図会』にも、暑気払いの飲み物として、夏の疲れを回復するために愛飲されていたと記されているそうです。

夏の疲れを回復すると言われる焼酎の健康パワーが気になりますね。

 

一般的に焼酎は「糖質・プリン体ゼロ」で二日酔いしにくいというイメージがあり、「からだに良いお酒」として認識している方も多いのではないでしょうか。

確かにそうした効果もありますが、だからと言って飲み過ぎてしまうのは本末転倒です。

「お酒は百薬の長」なんて言いますが、やはり健康第一です!

 

そこで今回は、本格焼酎をもっと楽しむために知っておきたい、メリットやデメリットなどを解説していきます。

本格焼酎の特性を理解して、もっと海童ライフを楽しみましょう!

 

 

「糖質・プリン体ゼロ」の秘密!

 

海童などの本格焼酎が、日本酒やワインなどの醸造酒と大きく異なるのが「糖質・プリン体ゼロ」という特徴です。まずはその仕組みについて、学んでいきましょう。

 

◎本格焼酎ならではの「蒸留」がポイント

 

本格焼酎には、製造する際に「蒸留」という工程があります。醸造酒が穀物や果物などの原材料を発酵させて造るのに対し、蒸留酒はお酒の元となる醪(もろみ)を蒸留器で蒸留させて気体化したアルコールを再度液体に戻したもの。その際、原料(芋、米、麦、黒糖など)に含まれる糖質やプリン体は気体化せず醪の中に残ります。結果、「糖質・プリン体ゼロ」の原酒が出来上がるというわけです。

 

(濵田酒造HP「お酒もっと美味しく、乾杯がもっと楽しくなるハナシ」より)

 

「二日酔いしにくい?」本格焼酎のメリット

 

糖質とプリン体は、摂取しすぎると生活習慣病や肥満の原因となるとも言われるので、それがゼロの本格焼酎は健康的とも言えますよね。その他にも「焼酎は二日酔いしにくい」など言われますが、具体的にどのようなメリットがあるのか、チェックしていきましょう。

 

メリット①血液サラサラ!血栓予防効果!

本格焼酎には他のお酒に比べて、血栓溶解酵素の「ウロキナーゼ」を活性化させる働きがあります。つまり「血液サラサラ効果」です。ウロキナーゼは加熱しても蒸発しないので、料理酒として使えば、お酒が飲めない人でも摂取できるのがポイント。健康食材として焼酎を料理に取り入れるのもアリですね。

 

メリット②原料の豊かな香りでリラックス♪

海童特有の芋の香りっていいですよね。そもそも、何度も蒸留を行う焼酎甲類とは違い、単式蒸留を採用する本格焼酎は、原料の香り成分が多く残っています。特に、芋焼酎の香りには、バラやラベンダーと同じ「リナロール」という香り成分が含まれているので、海童を飲むと心が落ち着くのは、こういう理屈だったんですね。

 

メリット③血糖値の上昇を抑える働き

本格焼酎には、血糖値や血中アルコール濃度、インスリン濃度の上昇を抑える効果があります。つまり、食事と一緒に焼酎を飲むことで、食後の血糖値上昇を抑制でき、糖尿病予防にも効果が期待できます。食中酒として食事をよりおいしくさせるだけではなく、健康にも良いとなれば、まさに理想的なお酒ではないでしょうか。

 

メリット④目覚めスッキリ!二日酔いしにくいのがウレシイ!

焼酎が「悪酔いせず二日酔いしにくい」のは、多くのアンバサダーさんも実感していることでしょう。では、なぜそういった効果があるのでしょうか。

 

◎二日酔いのメカニズム

まず、悪酔いや二日酔いになる原因は、肝臓がアルコールを分解する時に発生する「アセトアルデヒド」という有害物質です。この物質は、アルコールが肝臓で分解されて発生し、体内の分解酵素で処理されるのですが、お酒を飲みすぎると分解が間に合わずアセトアルデヒドがどんどん蓄積されます。そのため、動悸や吐き気といった二日酔いの症状を引き起こしてしまいます。

 

◎本格焼酎が二日酔いに良い理由

つまり、悪い酔い方や二日酔いしないためには、いかにアセトアルデヒドを早く分解できるか、というのがポイントになってきます。同じお酒でも、醸造酒の場合は複数のアルコール成分で構成されているため、それぞれのアセトアルデヒドが発生し分解に時間がかかります。一方、蒸留酒に含まれるアルコール成分はエチルアルコールの1種類のみ。分解の対象が1種類しかないため、焼酎の方が効率的に分解されるというわけです。

 

 

適量を意識して健康的な海童ライフを!

 

いくら、悪酔いせず二日酔いしないお酒だからといって、飲み過ぎは禁物です。

自分に合った適量を意識して楽しく飲みましょう!

 

(濵田酒造HP「お酒もっと美味しく、乾杯がもっと楽しくなるハナシ」より)

 

 

◎節度ある適度な飲酒量

1日平均純アルコール/約20g程度

※厚生労働省が推奨する国民健康づくり運動「健康日本21」より

 

 

「純アルコール20g」の目安として、以下の飲み方別の量を参考にしてみてください。

・ロック(25%)/グラス1/2杯(100ml)

・水割り(12.5%)/焼酎5:水5(グラス1杯 200ml)

・お湯割り(10%)/焼酎4:お湯6(グラス1杯と1/4杯 250ml)

・炭酸割り(6.25%)/焼酎1:炭酸水3(グラス2杯 400ml)

※グラス1杯を200mlとした場合

 

いかがでしたか?

「糖質・プリン体ゼロ」の本格焼酎には、健康に貢献するさまざまなメリットがあることがわかりました。

焼酎の香りでリラックスし、血液サラサラ効果や糖尿病予防も期待できる。健康的にお酒を楽しみたい人にとってまさに焼酎はうってつけのお酒です。

適量を守って、海童と共に暑い夏を乗り切りましょう!

 

それではまた次の記事もお楽しみに!

 

▼参考サイト

濵田酒造HP「お酒もっと美味しく、乾杯がもっと楽しくなるハナシ」