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蔵人ニュース
焼き芋の香ばしい余韻がたまらない!
「海童 焼き芋」はお湯割りが最適と言われるワケ
2022.10.28

こんにちは!蔵人ライターのモリカワです!

 

10月も後半になり、朝晩は肌寒い気候になってきました。

「衣替えも終わったし、焼酎もそろそろお湯割りに切り替えるか」という人も多いのでは?

海童でお湯割りと言えば、「ほっと de 香る!」のキャッチフレーズでお馴染みの「海童 焼き芋」ですよね。

今回は、これからの季節にもぴったりの「海童 焼き芋」に注目。濵田酒造 商品開発研究室の原健二郎さんに「海童 焼き芋」の魅力やお湯割りがオススメな理由までしっかりと聞いてきましたのでレポートします!秋の夜長に、海童を飲みながらゆっくり読んでいただけるとうれしいです!



「シルクスイート®️」で理想の「甘焦げ香」を追求

 

「海童 焼き芋」は、2019年9月に発売された、海童シリーズの最も新しい商品です。

特長は何と言っても、「焼き芋」を使用しているという点。開発当時、世間が焼き芋ブームだったこともあり、焼き芋特有の重厚かつ甘く香ばしさを感じる、“今までの海童にはない焼酎”を目指して開発がスタートしたそうです。

 

そこで原材料のさつまいもとして注目したのが「シルクスイート®️」です。2012年に登場した新しい品種で、通常のさつまいもよりも糖度が高く、ただ焼いただけでもそれまでの常識を覆すほどのスイーツ感があり、瞬く間に脚光を浴びていました。ただ甘いだけではなく、焼き芋にした時の滑らかな食感と濃醇な香りは特筆すべきもので、新しい香味を追求する「海童 焼き芋」では「シルクスイート®️」を採用することになったのだそうです。しかし、そのポテンシャルを焼酎に落とし込み、「余韻として焼き芋の香ばしさを十分に堪能できる海童」を実現するのは簡単ではなく、相当の苦労と試行錯誤がありました。

 

開発段階では「甘焦げ香」の強い酒質を得るために、通常の仕込み方法から脱却し、「シルクスイート®️」が持つ糖度や甘香ばしさを十分に引き出すため、収穫や貯蔵方法、焼きの条件などを細かく研究しました。具体的には、芋を傷付けにくい芋掘り機で慎重に収穫し、収穫後は数週間貯蔵して酸化を促進、そして、低温で長時間焼くことでデンプンを分解する「β-アミラーゼ」の活性を促進するなど、工夫に工夫を重ねたのです。そして、通常よりも時間をかけてゆっくりと蒸留することで、焼き芋の特長を最大限活かすことに成功しました。

 

そうした研究と努力を経て、ようやく「シルクスイート®️」を原材料とした「焼き芋仕込み製法」が完成。上品な芋の甘い香りと柔らかくなめらかな口当たり、そして、焼き芋の香ばしさを十分に堪能できる、理想の酒質が誕生したという訳です。



偶然がなければ今の「海童 焼き芋」はなかった!?

 

今では、「ほっと de 香る!」というフレーズで、お湯割りにぴったりの焼酎として人気の「海童 焼き芋」ですが、実はお湯割りは偶然の発見だったそうです。なんでも、商品開発会議でストレートでの唎酒を行ったところ、焼き芋を感じさせる良好な酒質ではあったものの「まだ商品化するのはどうだろう…」という声が大半でした。しかし会議のメンバーの一人が、ふいにお湯割りを試したところ、その美味しさに仰天!ほかの人たちもお湯割りで唎酒し直したところ、追い求めてきた“焼き芋感”が昇華され、さらに良好な酒質を実感できたのです。まさにお湯割りこそが「海童 焼き芋」の最適解であると決定付けられた瞬間でした。


この時、お湯割りの唎酒を試さなければ「海童 焼き芋」は生まれなかったかもしれないと考えると、偶然の発見がもたらした「奇跡の焼酎」と言っても過言ではないでしょう。

 

そんな「海童 焼き芋」のベストな飲み方は、沸かしたてではなく70〜80℃程度に少し冷ましたお湯で、お湯と焼酎を5:5の割合で作るのがポイント。そうすることで、焼き芋のまろやかで香ばしい風味をより一層感じることができるそうです。私モリカワも、口に含んだ時のこの華やかな風味が大好き!何気ない晩酌を特別な時間にさせてくれる、冬には欠かせない一本です。

 

相性の良い料理としては、ポークソテーや蒲焼きなど味付けの濃いものから、焼きナスや天ぷら、鍋料理、スイートポテトなどのスイーツも!幅広い料理とのペアリングを楽しむことができますよ。

 

いかがでしたでしょうか?素材と製法にこだわったからこそ、この特別な焼酎が生まれたのですね。みなさんも、ぜひ「海童 焼き芋」のお湯割りで冬の晩酌を楽しみましょう!

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