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蔵人ニュース
海童ファン蔵部1周年ツアー!海童を愛する仲間たちと巡った、大満足の2日間!【前編】
2022.12.28

みなさん、こんにちは蔵人ライターのモリカワです!

 

2021年10月に、「海童」のアンバサダープログラムが始動して、はや1年。蔵人のみなさんもこのファンサイトを通じて、さらに海童愛が深まっているのではないでしょうか。

 

さて、そんな海童ファン蔵部の1周年を記念して「海童の物語を体験する2日間@いちき串木野ツアー」が、12月10日(土)、11日(日)の2日間で開催されました。

私も参加させていただきましたので、そのツアーの様子をリポートいたします♪今回ツアーに参加できなかった方も、ぜひ現地に訪れた気分になってお楽しみください!

 

 日本各地から集まった蔵人のみなさんと記念撮影!

まずは、いちき串木野市特産のマグロを堪能!

 

ツアーは、濵田酒造が誇る3つの蔵を見学し、海童にゆかりのあるスポットを巡るというもの。ツアー初日の12月10日(土)は快晴!12月とは思えないほどのポカポカ陽気のなか、鹿児島空港と鹿児島中央駅で参加者を乗せ、いざ、いちき串木野市へと出発!

蔵人仲間で会話を楽しみながらみんなでバスに揺られるなんて、まるで修学旅行みたいでワクワクしますね〜。

 

JR鹿児島中央駅では濵田酒造の方々がお出迎え!

濵田酒造の方がガイドさんとなり修学旅行気分で出発♪

楽しいバス旅の始まり!

まずは腹ごしらえからスタート!遠洋漁業が盛んないちき串木野市のマグロを味わうべく串木野市漁協直営の「海鮮まぐろ家」に到着。この日いただいた「華御膳」は、刺身からカツ、煮物までマグロづくし!参加者は鹿児島県内在住の方や、関東や関西からお越しの方もいて、みなさん串木野グルメを存分に堪能されていました。


串木野市漁協直営 海鮮まぐろ家にて昼食


いちき串木野市特産のマグロづくしの御膳に舌鼓み

 

 

海童を製造する革新の蔵「傳藏院蔵」を見学!

 

お腹も満たされたところで、一路、この日のメインスポット濵田酒造の「傳藏院蔵」へ。傳藏院蔵は「革新」をコンセプトにした蔵で、広大な敷地には焼酎の製造や貯蔵、ボトリングなどを行う建物があり、内部では最新鋭の設備が日々稼働しています。


濵田酒造の主力蔵である「傳藏院蔵」を見学!

 

傳藏院蔵では、焼酎の仕込み、蒸留、ボトリング等々、各工程をじっくりと案内していただきました。



蒸気をモクモクと上げて米が蒸されています


製麴装置の中では原料の米で麹が作られている様子を見ることができました

 

原料の米を搬送するために使う「ラップコンベア」や米を蒸す機械、さらには約2日間かけて麹をつくる「回転式自動製麴装置」など、仕込みの段階から見応えのある設備ばかり!間近で見たり、スタッフの方に質問したりして、みなさん見学を楽しんでいる様子でした。

私も実際に蔵の中を見たのは初めてだったので、規模の大きさや最新機器の性能、工程の緻密さなど驚きと発見の連続でした。

原料のサツマイモの試食体験も!

 

そして芋焼酎の原料となるサツマイモの試食体験も!

大ぶりのフォルムが特徴で、ほくほくに蒸されていてほのかな甘みを感じました。原料そのものを味わえるという貴重な体験にみなさん興味深げ。

通常の蔵見学にはない、このツアーだけのスペシャルな体験となりました。


ボトリングやラベリングの工程も見学



海童には欠かせない冠岳の天然水を体感

 

海童がつくられている蔵の見学を堪能した後は、海童ゆかりの地を巡ります。

向かった先は「冠岳」。海童には欠かせない天然水が湧き出るいちき串木野市を象徴する霊峰です。ここから湧き出る水は、焼酎本来の香りや風味を表現するための重要な要素となっているのです。


紅葉が残る冠岳では、透き通った水が流れていました


冠獄神社で旅の安全を祈願

 

訪れた冠嶽神社は、すぐそばに小川が流れ木々の紅葉があたりを包み込む、絶好のロケーション!神社で旅の安全を祈願し、自然のパワーを全身に浴びながらしばしあたりを散策することができました。

串木野の雄大な自然に癒されたところで、次のスポットへ出発!



ネーミングの由来となった海童の聖地!


薩摩藩英国留学生記念館に到着!

 

この日最後の見学場所となったのは、羽島にある「薩摩藩英国留学生記念館」です。

海童ファンの方なら、なぜこの場所を訪れたか、地名を聞いただけでピンと来る方も多いのではないでしょうか?

そうです!この地は「海童」というネーミングの由来となった場所。すなわち、海童の聖地なのです!

 

改めて説明すると……

今から約150年前の1865年に「羽島浦」(いちき串木野市)という小さな漁村から、後に「薩摩スチューデント」と呼ばれ、日本の近代化に大きく貢献した若き志士たちが、鎖国の国禁を冒してイギリス留学に旅立ちました。串木野は古くから遠洋鮪漁業の母港でもあり、いずれも「海」と「若者(童)」が主役となりこの地を創ってきたということもあり、濵田酒造の未来を切り開く焼酎として「海童」と命名したのです。

その薩摩スチューデントが旅立った地こそが、「薩摩藩英国留学生記念館」のある場所。敷地の裏にある岩場から日本の未来を切り開くため幕府に捕まる危険を冒して出港していったそうです。



案内してくれたスタッフの方の説明を聞き入る参加者たち

 

館内には、19名の薩摩スチューデントの出会いからその後の人生まで、壮大なストーリーを辿る展示がずらり。当日は、記念館のスタッフさんが私たちを迎えてくれ、実に臨場感あふれる解説で館内をくまなく案内していただきました。



薩摩スチューデントが英国へと旅立って行った羽島の海岸

 

2階の展望デッキに上がるとみなさんから「わ〜!」という歓声が!東シナ海を一望できるロケーションに美しい夕日が重なったまさに最高のタイミング。夕景といえば、この赤い夕日をイメージしたボトルの「海童 祝の赤」ですよね。薩摩スチューデントの門出を祝ったであろう夕日にちなんで命名されている、というエピソードを思い出しました。

 

そんな海童との深い縁に思いを馳せ、ロマンチックなひとときの余韻に浸りつつ、バスはこの日の宿「ホテルアクシアくしきの」へと向かいます。

 

 

飲み比べ体験&楽しい楽しい宴!

 

ここからは、待ちに待ったテイスティングと宴の時間です!海童が製造されている蔵を見学して、海童にまつわるスポットを巡った私たちは、身体に海童を迎え入れる準備万端!(笑)いざ、宴会場へGO!


濵田酒造の原さんによる焼酎講座からスタート!

 

まずは、商品開発研究室の原さんにより、焼酎の歴史や製造工程、海童開発のストーリーなど、ここでしか聞けない話からスタート。この日巡った、傳藏院蔵や薩摩藩英国留学生記念館などでの体験を振り返りながら、みなさん真剣に原さんの話に聞き入っていました。

 

そして海童のテイスティングへ。レギュラーの海童のほか、「海童 蒼 ブルー」「海童 栗黄金」「海童 焼き芋」の4種類が並び、それぞれに合わせた飲み方で本格的なテイスティングを体験。ビーカーできちんと分量を図りながら、水割りなら1:1などの比率を正確に調整、一杯試飲するごとにグラスを水できれいに洗い、テイスティングシートに香りや味わいの感想を記入するなど海童ファンツアーならではの体験です。

本格的なテイスティング方法にチャレンジ!

 

まずは、すべての種類でストレートの香りや味を確認し、「海童 蒼 ブルー」は炭酸割り、「海童 栗黄金」はロック、「海童 焼き芋」はお湯割りなど、飲み方による味わいや風味の違いを確認していきました。気分はまさに審査員ですね〜。

 

その後は、みんなで乾杯をして本格的な宴会に!おいしい料理とともに、海童を自由に味わい、濵田酒造のスタッフやツアー参加者同志で楽しい時間を過ごすことができました!


待ちに待った乾杯〜!いよいよ宴の始まり!

 

海童もたくさんスタンバイ!!飲み過ぎ注意です!(笑)

 

参加者は年齢も出身地もバラバラですが、海童という共通の話題で会話に花を咲かせていました!大阪からお越しのKさん夫婦は、「『海童 祝の赤』が特に好きなのですが、普段からいろんな種類を飲んでいるくらい海童が大好きなので、今回のツアーに当選して本当にうれしいです!実は今回、鹿児島に来るのが初めてで、夫婦で旅行をするのも初めてなんです。なので、この二日間楽しみつくしたいと思います!」と、仲睦まじいご様子でした!

また、同じく関西からお越しのFさん親娘は、蔵見学でスタッフさんに熱心に質問している様子が印象的でした。「(娘さんは)コロナ禍で焼酎が飲めるようになり、今では海童も大好きです!でもまだまだ勉強中なので、蔵見学はとても刺激的でした。あとは、串木野の自然が気持ちよくて、とても癒されました!明日も最後まで満喫して帰ります♪」

以上!ボリューム満点のツアー初日のリポートでした!私もほろ酔いになりながら、みなさんと楽しく過ごさせていただきました♪

さて、2日目もとても充実した内容となっておりますので、後編もチェックしてください!