こんにちは!蔵人ライターのモリカワです。
4月に入り、芋焼酎の原料となるサツマイモの苗植えシーズンが到来です。
今回は、海童ファン蔵部のアンバサダーのみなさんによる「サツマイモの苗植え体験」を取材してきましたので、その様子をリポートします。私も体験させてもらいましたよ!
4月15日(土)、待ちに待ったサツマイモの苗植え体験が実施されました。
場所は、伝兵衛蔵(鹿児島県いちき串木野市)からすぐのところにある「伝兵衛さんの芋畑」。こちらでは、海童をはじめ、濵田酒造の焼酎の原料として使用されるサツマイモが栽培されています。品種はお馴染みの「黄金千貫(コガネセンガン)」です。例年4月上旬に苗植えを行い9月〜10月にかけて収穫され、秋の仕込みに使われます。
濵田酒造では毎年この時期になると、地元の園児たちと一緒に苗植え体験を実施しているそうです。今年は私たちが行った前日に園児たちによる体験会が行われ、すでに苗植えが終わった畝もいくつかありました。この取り組みは10年以上行われているそうですが、収穫体験も合わせて園児たちにとても好評なんだそうですよ。
さて、そんなサツマイモ栽培の第一歩である苗植えを体験するべく、当サイトでの募集で当選したアンバサダーのみなさんと一緒に芋畑にやってきました。
しかし、当日の天気は雨。。朝からどんよりした雨雲がいちき串木野市を覆い、私も半ば中止を覚悟しながら現地に向かいましたが、到着した頃には雨がピタッと止んでいました。これはみなさんの日頃の行いの賜物です!
しかし、昨夜からの雨で畑はぬかるんでいて、先に畑の状態を確認しに入ったスタッフはすでに泥んこに(笑)。これも畑仕事の醍醐味ですね!
ということで、アンバサダーのみなさんもスタッフも長靴に履き替えて準備完了!大量の苗を前に気合いが入ります!
まずは、畑を管理するスタッフの方から植え方をレクチャーしていただきました。
使用するのは、先端が凹んだ細長い竹の棒のみ。まずは、土の中に入れるツルの先を凹みにひっかけて、土の中にズボッと押し込みます。そして苗が飛び出さないように押さえながら棒を引き抜き、植えた周辺の土をぎゅっと押し固めれば完了です。
みなさん最初は慎重に植えていましたが、すぐに要領を掴んで黙々と作業に集中していました。6歳のお子さまもとても上手でした。「コロナ禍でこうしたイベントができなかったので、どうしても子供に体験してもらいたかった」という、パパのIさんも笑顔です。
なかでも、どんどん畝を埋めていく鹿児島出身のYさんは「普段、畑仕事とは縁がないけど、こういう作業は好きなのでつい集中しちゃって(笑)」とおっしゃる通り、コツをつかんで人一倍早いスピードです。
焼酎マイスターの資格を持つKさんは「焼酎は大好きだけど、苗植えはあまり経験したことがなかったのでとても楽しみにしていました!車で2時間かけて来た甲斐がありました!」と、他の参加者さんともコミュニケーションを取りながら体験を満喫していましたよ。
アンバサダーのみなさんも、濵田酒造の方々もぬかるんだ足元に注意しながら、黙々と植えていきます。私もトライしたのですが、ツルを土の中に押し込む感覚が心地よく、しばし取材を忘れて作業に没頭してしまいました(笑)。雨が止んでくれて本当に良かったです。
そうこうしていると全ての畝に苗を植え終わりました。時間にして約1時間程度。
みなさんとても手際が良いです!綺麗に植えられていますね。
最後にみなさんと記念撮影。苗植えを無事に終えて充実した表情ですね。
普段飲む焼酎の原料に触れる機会なんて滅多にないので、とても貴重な体験となりました。この日植えた苗が大きく成長して、海童が造られ、私たちの食卓にやってくると考えると感慨深いですね。秋の収穫が今から待ち遠しいです♪
さて、この日はアンバサダーのみなさんが集まったせっかくの機会ですので、苗植えの後には伝兵衛蔵の見学と濵田酒造の方を交えた座談会を実施!ファン蔵部の活動についてや新しい海童のアイデアなどとても白熱した座談会となったので、その様子はまた次回の記事にて詳しくリポートいたします!どうぞお楽しみに〜!