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蔵人ニュース
冬こそ本番!知っているようで知らないお湯割りのススメ
2023.01.24

みなさんこんにちは!蔵人ライターのモリカワでございます。

1月に入り、時折寒波も訪れて冬本番の寒い日が多くなってきています。

寒がりな私は、毎年インナーを何枚も重ね着しないと生きていけないほどツラい季節です。。

みなさんも、くれぐれも暖かくしてお過ごしくださいませ。

 

そして晩酌には、焼酎のお湯割りが欠かせません。

今回は、お湯割りをもっと楽しむために、「お湯割りの作法」について解説していきたいと思います。いろんな海童で飲み比べをしてみましたので、個人的「ベストお湯割り」も紹介いたします!

 

一般的にお湯割りは、芋焼酎本来の香りを最も感じられる飲み方と言われます。その理由は、お湯で割ることで、芋の甘焦げ様の香ばしさが開花し、一段とふくよかな味わいが楽しめるからです。もちろん、銘柄によっては、ロック、水割り、ソーダ割など、最適な飲み方で個性を発揮する焼酎もたくさんあります。ただお湯割りは、古くから芋焼酎の楽しみ方として、本場鹿児島では「年中お湯割りで飲んでいる」という方が多くいます。

 

すなわち「お湯割りを制するものは芋焼酎を制する!」と言っても過言ではないのです!

 

必ず押さえておきたいお湯割り四か条!

 

《その一》割合は「焼酎6:お湯4」にすべし!

通称「ロクヨン」と呼ばれる比率が基本とされていますが、銘柄や好みによって、「5:5」や「4:6」に調整することもあります。

 

 

《その二》お湯から先にグラスに注ぐべし!

お湯を先に入れて焼酎を後から注ぐことで、焼酎がうまく沈んでお湯と混ざりやすくなります。お湯が熱ければ冷ますことができ、割り方の調整が効くという利点もあります。

 

 

《その三》70〜80℃程度に冷ましたお湯を使用するべし!

沸かしたての95℃くらいの熱いお湯を使用すると、焼酎の香りや味わいが飛び、辛く感じてしまいます。いわゆる「焼酎がやけどする」原因になってしまうため、少し冷まして落ち着かせたお湯を使います。

家庭で実践する場合は、沸騰したお湯を一度グラスに注ぎ、1〜2分置いた後に焼酎を加えると程よい温度になりますよ!

 

《その四》「おいしくなれ!」と念じるべし!

濵田酒造商品開発研究室の原さん曰く、何よりも心を込めて作ることが大切とのこと。みなさんも愛情を込めて最高の一杯を作り、焼酎のお湯割りを楽しみましょう!

 

お湯割り飲み比べ!

 

上記の作法をベースに海童の飲み比べしていきましょう!

 

今回試すのは、「海童 レギュラー」「海童 焼き芋」「海童 春雲紫」の3種類。

 

 

「海童 レギュラー」で、まずは基本の「焼酎6:お湯4」(以下、ロクヨン)を飲んでみました。黒麹仕込みで常圧蒸留のレギュラーは、芋らしい香りと黒麹特有のコクと甘みが特徴ですが、ロクヨンで割ると芋の優しい甘味が際立って感じられました。

 

 

「焼酎5:お湯5」でも試してみました。こちらでも十分に芋の風味は感じられるので、まずロクヨンで飲んでみて、ちょっと濃く感じた時には5:5、時には4:6にしてもいいと思います。自分好みの比率を見つけるのも楽しいですよ!

 

 

続いては、以前の記事でも紹介した「海童 焼き芋」です。「ほっと de 香る!」のキャッチフレーズの通り、お湯割りで飲むことでそのポテンシャルを十分に楽しめる、海童シリーズの中でも特殊な一本です。

「海童 焼き芋」は、「焼酎5:お湯5」で飲むのがポイント。スイーツ感の高いサツマイモ「シルクスイート®️」ならではの上品な甘みとなめらかな口当たりがたまりません。良い意味で焼酎感が和らぐため、焼酎のお湯割りが苦手な人もこれなら飲みやすいのではないでしょうか。

続いて、ロクヨンで飲んでみると、もはや焼き芋をそのまま食べているかのような、芳醇な甘みをダイレクトに感じることができました。食事と一緒に飲むのもいいですが、軽いつまみをアテにちびちびといただくのもいいですね。

 

 

最後は「海童 春雲紫」のお湯割りに挑戦!毎年、立春に発売する春を想起させる人気の銘柄ですが、お湯割りで飲むとどのような表情を見せるのか楽しみです。

まずは基本のロクヨンで割ってみたところ、ホットワインのような芳醇な風味が鼻腔をくすぐります。ロックや水割りでも、紫芋ならではのフルーティーさを楽しめるのですが、お湯割りではその風味がより強く引き出される印象でした。

 

以上、3種類の海童を飲み比べてみましたが、どれも個性があり甲乙つけ難い味わいでした。個人的には、「海童 焼き芋」のお湯割りがお気に入りです。程よい甘さがクセになるんですよね〜。

みなさんもいろんな海童でお湯割りを楽しんでみてくださいね!

では、また次回の記事でお会いしましょう!

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